原発事故被害者の救済を求める 全国集会in 福島

原発事故被害者の救済を求める 全国集会in 福島

東京電力福島第一原発事故は、事故以来2年以上が経過しても、いまだ大量の汚染水の流出が続いており、収束の見通しがたっていません。先のみえない状況に原発被害者は、疲弊と困難を極めています。
こうした中、昨年6月に制定された「原発事故子ども・被災者支援法」は、被害者一人ひとりの選択する権利を保障し、幅広い支援策を講じることを定めていますが、成立から一年以上も放置されたあげく、復興庁が発表した『基本方針案』は、既存の施策を貼り合わせただけで、法の趣旨とは程遠いものです。
また、原発事故の被害についての損害賠償の請求権が、来年3月には時効消滅してしまうという問題があります。現在の法制度では、救済されない被害者が数多く存在します。
これらの問題を解決するため、福島県内外の当事者や支援者が立ち上がり、幅広く連帯して声をあげていきましょう。国に対して、支援法の実施や、損害賠償請求の時効問題の解決を求めていくために、請願署名もはじめます。私たち一人ひとりが当事者です。ぜひお集まりください。

開催概要(予定)

日 時:9月21日(土)13:00~16:20
場 所:福島県文化センター 大ホール
プログラム(予定):「原発被災者は今」/「子ども・被災者支援法の現状と課題」/「賠償の時効はどうなる?」/「行動提案」
発言者:佐藤和良/いわき市議、小池達哉/福島県弁護士会会長、海渡雄一/弁護士・日弁連東日本大震災・原子力発電所事故等対策本部副本部長、木田光一/福島県医師会副会長、被災当事者のみなさまなど
主 催:原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会
共同代表:小池達哉(福島県弁護士会会長)/宇野朗子(福島市から京都府へ避難)/佐藤和良(いわき市議会議員)
呼びかけ人(五十音順) (2013年9月4日現在)
市村高志(特定非営利活動法人とみおか子ども未来ネットワーク理事長)/伊藤恵美子(子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク代表)/宇野朗子(福島市から京都府へ避難)/海老原夕美(日本弁護士連合会副会長)/大内雄太(福島市議会議員)/大賀あやこ(大熊から会津若松へ避難)/落合恵子(作家)/鎌田慧(ルポライター)/亀山ののこ(写真家)/河﨑健一郎(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク共同代表)/木田光一(福島県医師会副会長)/栗田暢之(レスキューストックヤード代表理事)/小池達哉(福島県弁護士会会長)/小松恒俊(南相馬市ひばり地区復旧・復興対策協議会会長)/佐藤和良(いわき市議会議員)/佐藤健太(飯館村村民)/高野光二(福島県議会議員)/中手聖一(原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人)/長谷川克己(郡山市から静岡へ避難)/藤田和芳(株式会社大地を守る会代表取締役)/蛇石郁子(郡山市議会議員)/増田薫(放射能から子どもを守ろう関東ネット)/丸山輝久(原発被災者弁護団弁護団長)/満田夏花(国際環境NGO FoEv Japan理事)/武藤類子(福島原発告訴団団長)/山澤征(南相馬市小高区行政区長連合会会長)/山本伸司(パルシステム生活協同組合連合会理事長)/湯浅誠(社会運動家)/渡部紀佐夫(南相馬市太田復興会議会長)(2013/09/04現在)
連絡先:
 ■国際協力NGOセンター(JANIC)福島事務所
  福島県福島市栄町6-5 南條ビルA-3F TEL:024-573-1470 FAX:024-573-1471
 ■早稲田リーガルコモンズ法律事務所
  東京都千代田区九段北1-4-5 北の丸グラスゲート5階 TEL: 03-6261-2880  FAX: 03-6261-2881
 ■国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
  東京都豊島区池袋3-30-22-203  TEL: 03-6907-7217  FAX: 03-6907-7219

※会場敷地周辺の放射線量は2013年8月13日計測で0.13~0.73μSv/hでした。
各自、防護策を念頭にご参集お願いいたします。


この全国運動のキックオフ集会として、私たちは福島を選択しました。
まだ線量の高い地点も多くあり、それを過小評価すべきでないという認識でいますが、それをおいても、この運動の原点として、ふさわしいのではないかという想いからです。
最後に、みなさまにおかれましては、この運動を全国に広げていくため、各地で集会や学習会を行っていただけますようお願いいたします。


詳しくは こちらの集会チラシをご覧ください